2017-06-13

そうそう、ブログやってます

 前年度のご相談の集計をしておりましたら、「インターネットでひきセンを見つけて」という経路で初回のご相談にいたった方が少なくありませんでした。そしてふと思い出します。そうそう、ブログやってたんだったと。
 以下、つれづれに書いております。初回のご相談までの参考になればと思います。

 当センターへの相談経路は以下のようなものがあります。
○ インターネットや市報で見つけて
○ 家族(友人・知人)から教えられて
○ 就労・福祉・教育等の機関から案内されて

 初回の相談は、親御さんからいただく場合が多いですが、ご本人さまから電話をいただくことも決して希ではありません。また、ご兄弟や祖父母の方から連絡をいただくことも増えているように思います。ひきこもりとひと口に言っても、経緯や現状はそれぞれのケースでまったく異なっています。これはご相談にいらっしゃる経路の多さを慮るまでもなく、想像のできるところでしょう。

 「どんな支援をしてもらえるのですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。私どもからのお返事としては「いっしょに考えさせていただくところです」と、お答えするよりないかなと思っております。貧弱な返答で、心苦しさを覚えます。それと同時に、ひきこもりに特化した相談機関であるからこそ、「ひきこもり問題」という先入観でべたべたのレッテルで応対したくはないという気持ちがあります。
 ひきこもらざるを得なかった経緯があり、もしも期間が長くなっているのであれば、長くなっただけのやむを得ない事情があり、そうしてひょっとしたら勇気を出してやっとの思いで初回の相談にいらしていただいたり、その前の電話をかけてきていただいているご家族の方やご本人さまに対して、十分にお話を聴かせていただくことなく、「ひきこもり問題はこう解決しなさい」などと無神経に申し上げることが私どもに求められている役割ではないでしょう。

 話を聴かせていただいたのちに、訪問支援や「居場所」の案内や、より適切と思われる相談先の提示や同行見学、あるいは面談の継続など、方針をいっしょに考えていけたらと考えています。

 さて。こんなに長文を書いてしまうと、次の更新までの間隔がまた心配になってしまいます。
 相談してみようか迷っていらっしゃる方、迷っている状態で構いませんし、むしろそれが当然だと思いますので、一度ご連絡ください。
 相談は予約制になっております。初回の電話で来所面談の日時を決めさせていただけましたら幸いです。が、まず電話でちょっと訊いてみよう、からでも大丈夫です。

 そうそう。当センターとは直接の関係はありませんが、7月1日に「生きづらさと人間賛歌」をテーマにしたトーク・朗読・音楽イベントが、中央区古町はえんとつシアターであります。「こわれ者の祭典」代表でひきこもり自慢の月乃光司さんや成宮アイコさんがご出演。クセのある(≒クセになる)イベントだと思います! 詳細は以下のURLをご参照ください。外部サイトに飛びます。私も個人的にチケットの予約をさせていただきました。
「青春なんてなかった(新潟)」トーク・朗読・音楽 生きづらさを抱えた人間賛歌vol.2