2022-11-18

家族会のレポート

当センターでは2ヵ月に1回のペースで「家族会」を開催しています。11月15日(火)は今年度4回目の開催でした。時間は午前9:30から11:30まで、会場は新潟市万代市民会館の4階の一室で行いました。

「家族会」はひきこもり当事者のいらっしゃるご家族の方の集いの場です。講師として他機関の支援者の方や、元当事者の方から短いお話をしていただくこともありますが、今回はゲストをお招きすることなく、参加者同士の情報交換やおしゃべりの時間としました。

参加人数は8世帯9人。父親のご参加もいただきましたが、ほとんどが母親でした。毎回ご参加いただく方もいらっしゃいますし、今回が初めての参加の方もいらっしゃいました。当事者の年代は10代後半から30代前半。おおむね年代順で2つのグループに分かれて、テーブルについていただきました。

テーブルでは「こんなときどうしてます?」や「つい×××ってなってしまって…」とおだやかなトーンで、投げかけや、吐き出しがありました。そんなちょっとした疑問や失敗談を、深刻な話題としてではなく、よくある日常の一コマとして、ときに笑って聴いてもらえる雰囲気を参加者の方同士で作っていただいています。そうしてあれやこれやとグループ内で話が進むうちに「本当はこう接したい」というビジョンがいくつも言葉になり、交わされました。

こうありたいと願う自分の軸をブレないようにする。文字にするのは簡単ですが、自分1人の気の持ちようだけで達成して継続していける方は多くはないと思います。「家族会」を気持ちのメンテナンスができる機会として、お使いいただいているのかもしれません。