2017-12-01

勉強した週越し

先週末と今週の頭にかけて、2つの研修に参加してきました。
1つはひきセン職員が所属するささえあい生活協同組合新潟の合同研修。これは、普段あまり会うことのできない県内に広がる組合員が集まって顔見せをするという内容です。
中越・下越地域の4事業所の職員が集まって普段どんな業務をしているのか発表し合いました。

ひきセンは基本的に、事務所で利用者さんの面談をしたり訪問で利用者さんとお話をしたりするところなので、こういう機会があると色々知られて面白いです。

一番に感じたのは、どの事業所も仲が良いということ。「ゆるい所です~」とほわほわとした笑顔で話す職員さんや、「お弁当食べながら職場のみんなと話せるのが一番気分転換になる」と話した職員さん。
どんな仕事をするにも言えることですが、物事に向き合うには胆力が必要です。だからこそ、使ったエネルギーを補充できる環境が職場で必要になるんですね。補充はやはり「理解して前を向ける力をくれる」所でないと。そしてそういう環境づくりができる力を自分も付けないとだなと感じています。

この研修では他にも、会場となった「三条ものづくり学校」を見学するオプションも付いていました。ここがまた良い所で!
廃校を利用したオフィス街(と言っていいのか)になっています。入ってるオフィスは、伝統工芸店・デザイン会社・カフェなど様々です。定期的にゴミ拾いだったか何かをしながら会社同士の「横のつながり」も作っているそうです。
見学したこの日は、三条の平地に雪おろしが鳴りまくった日でした。この雷の予告通り、帰り道は雪とみぞれ。天気は正確なんだなーと不思議な気持ちになりながら帰りました。


2つめの研修は、長岡にて「みんなで暮らせる地域づくりフォーラム」と題し、発達障害を持つ方々への理解と支援について講演とシンポジウムを聴きに行ってきました。

教育ジャーナリストの品川裕香さんのお話から、「障がい名ではなく特性から支援方法を考えることが大切」と学びました。
品川さんは立場上、全国の様々な現場に取材に行かれています。
そこで、特性を見誤ったために適切でない対応や訓練方法を本人にしてしまったがために、社会に不適応をおこすケースを見て来たそうです。その事例を学んべたことは、これからしっかり利用者さんと向き合う上で大変有意義なものとなりました。

またシンポジウムを含め、品川さんやパネリストさんへの質問では、現場で悩む相談員や身内に発達障害の方がおられる方から発言がありました。みなさん、それぞれの現場で悩みながらも頑張っておられる姿が見えて、勉強になると同時に「頑張ろう」と励みにもなりました。

勉強漬けだった先の週末。明日からの週末は平常運転です。
皆さま、よい週末をお過ごしくださいませ~。


(文責:尾崎)